鈴木 克宜
Katsunori Suzuki
2007年 入社
01
アルバイトから始まったキャリア
同時にドゥカティを生んだイタリアにも興味を持ち、バックパッカーとして現地を1ヵ月くらいかけて回ったこともあります。
大学卒業を控えても、就職の説明会等ではやりたいことを見つけられないと思い、就活は一切しませんでした(笑)。でも代わりに興味がある業界でアルバイトして、やりたい仕事を見つけようと思ったんです。そこで、当時お台場にあったドゥカティギアで働けないかと思って、履歴書を持っていきました。お店ではアルバイト募集すらしてなかったのですが、後日面接してくれて、アルバイトとして採用されました。ここが私の社会人としてキャリアのスタートですね。
その後1年くらいは並行してバイク便やその他のアルバイトもしていましたが、ちゃんと就職しようと思って会社に相談し、2007年に正社員になりました。社員3人の小さな会社でした。
車両を売るより、ウェアやギアを売るほうが楽しそうと思って選んだものの、接客は苦手でした。そもそも口ベタなので、接客は明らかに苦手な分野だとわかっていましたし、実際に苦労もしたのですが、かといってここで逃げ出したらダメだと思っているうちに、だんだん慣れてきて話せるようになっていましたね。
その後、お台場にダイネーゼがオープンするとなればそちらに異動し、世田谷にあったダイネーゼストア(旧ダイネーゼ世田谷)では店長を任され、横浜や中野の店舗にいたこともあります。全国に店舗が増えていく中で、店長業務と並行して全体のマネジメントもするようになり、直営店の管理や人事、オンラインストアの運営、法人営業など、いろんなことをやるようになりました。現在は中野店(旧ダイネーゼ東京)の統合を機に、主に本社にいます。
30歳くらいまでは、自分のスキルが労働市場で必要とされなくなるのが怖い、必要とされる人間でありたいという思いが強かったので、目の前にある仕事は何でもやり結果を出してきました。社風なのか、大人数の会社ではないので、新しいことには自分から手を挙げれば、色々挑戦できた環境も大きかったですね。
時間はかかりましたが、”ある仕事ができない自分”が”できる自分”に成長していくイメージを持ちながら働いていたように思います。
目の前にある仕事に責任を持ってやってきたことで、徐々にできることが増え、様々な仕事をこなせるようになり、いまのポジションまで来られたと思っています。
弊社は、責任をもって仕事に取り組んでくれる方には、新しいキャリアパスや新しいポジションを提示していける会社だと思います。人の価値観はそれぞれですが、目の前にある仕事には真摯に向き合ってほしい。これはユーロギアへの入社を希望している方はもちろん、いま一緒に働いているみんなにも伝えたいことです。
02
労働市場で必要とされる人間でありたかった
03
成功も失敗も考え方も、ダイレクトに共有できる
ここ数年は、従業員が成長できる職場にしていくと同時に、福利厚生を充実させ、ワークライフバランスの取れた環境を整えるべく各種手当を増額したり、企業型DC(企業型確定拠出年金)を導入したりと、組織づくりをしています。
かつての日本企業には、「従業員は家族だから仲良くしよう」というような考え方がありましたが、ユーロギアでは会社のミッションとして、その考え方を発展させた、「新家族的経営」を謳っています。待遇を改善していくと同時に、売上や個人の成長などの結果も求める。そうでないと会社が長続きしないですからね。しっかり結果を出し、それを原資として従業員に還元することで、その家族を含めて豊かにしていければいいと思っています。
また、会社全体の環境として、意見が通りやすく伝わりやすい、ということがあります。社長と私が密にコミュニケーションを取れているので、会社の方針はもちろん、これまでの取り組みの成否について、直接フィードバックがあります。加えて毎週毎週、私とエリアマネージャーの間でも同じようにやりとりしているので、全員の成功や失敗や考え方を、社長~セールスのスタッフを含む組織の全員が吸収できる環境を目指しています。
これは社内のコミュニケーションが有効だからできることであって、そうでないと成功も失敗も個人の経験で終わってしまいます。成功の理由や失敗の原因が新入社員であってもダイレクトかつクイックに共有できる。これは私たちの強みのひとつです。
04
ものを売ることは、すべての基礎となる
弊社で働くのに、ダイネーゼが好きでないといけないとか、バイクに乗っていないといけないということはありません。でも、「興味がある」という気持ちは大切にしてほしいです。ダイネーゼだけでなく、ヘルメットの「AGV」やスマートフォンマウントの「クアッドロック」、高所作業用のエアバッグシステム、「ワークエアー」などに加え、バイクそのものに興味があるとか、イタリアが気になるとか、そういう気持ちがあると働きやすいと思います。
新卒の方は、私がそうだったように、「お客さまにものを売る」ところからのスタートになります。一見、単純そうですが、ものを売るスキルは将来いろんなことに繋がると思います。売るものが不動産であれ、アパレルであれ、ITのサービスなどだったとしても、やっぱりものを売る、という行為がそこにあります。
そしてものが売れないのであれば、どうしたら買ってもらえるのか、どこに問題があるのかを引き出さなきゃいけない。駆け引きや提案の仕方を含め、働くうえでの基礎中の基礎である「ものを売る力」がとても身につく職場だと思いますし、学ぶ環境を制度としてしっかり設けてもいます。
中途採用の方は、入社後のキャリアパスについて質問を受けるケースが多いですが、責任を持って手元の仕事に打ち込んでもらえれば、個人の成長はもちろん、新しいことへ挑戦することができる環境です。店舗運営、BtoC販売だけでなく、様々なブランド、製品の法人営業のキャリアもありますから、必ず魅力を感じていただけるはずです。
2006年にアルバイトとして入社し、翌年に正社員となる。キャンプツーリング好きで、ドゥカティ・モンスター400やSS900に乗って北海道から屋久島までを走破した経験も。現在の愛車はノートン・コマンド961 SE
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