

2025年4月4日、アジア最大級のフラッグシップストアとしてリニューアルオープンを迎えた「ダイネーゼ大阪」。そのオープニングセレモニーに、MotoGPレジェンドであり、今年からダイネーゼのグローバルアンバサダーに就任したダニ・ペドロサ選手と、Dainese CEOのアンゲル・サンチェス氏が来日しました。
ダイネーゼ大阪のオープニングイベントの様子をぜひご覧ください。
いきなりですが、ダニ・ペドロサ、始めてのD-air起動体験。

「全然痛くないよ、だけどビックリした」
ダニ・ペドロサ選手は、D-airを搭載したスーツを着たのは、先日セパンで行われたMotoGPのテストでの1回のみ。そのときにはクラッシュはしなかったとのことで、D-airの作動は未体験(ダニ・ペドロサのインタビュー参照)。そこで今回、ダイネーゼが誇る最新のエアバッグを搭載した「Smart Air」を使って、初めてのD-air起動体験にチャレンジしてもらいました。
アンゲル・サンチェスCEOによる“ややフライング気味”なカウントダウンと共に起動したD-air。その瞬間、ダニは驚いた表情を見せながらも、その感想は…。
「全然痛くなかったよ、ものすごいスピードで開いてビックリしただけ。なんだかパワーアップした気分だね!」と興奮気味でした。
起動後、アンゲルCEOの提案で、来場者たちは膨らんだSmart Airのプロテクション部分を実際に手で触れて体感。そのとき、なんとダニ本人が「どうぞ!」とばかりに、自分の身体ごと差し出すというサービス精神を発揮! その姿に、会場からは歓声と笑いが起こっていました。


“こんなに一般人に叩かれるMotoGPレジェンド、他にいる?”
――そんなレアすぎる光景を目撃できた来場者は、まさにラッキーだったと言えるでしょう。ぜひ、お近くのダイネーゼストアで「Smart Air」を手に取り、D-airを体感してみてください。
ダイネーゼCEO アンゲル・サンチェスからのメッセージ

日本にはこれまで何度か観光で訪れたことがありますが、仕事として来日するのは今回が初めてです。観光とはまた違って、ビジネスで訪れることで、その国の人々との交流が生まれ、より深く文化や価値観を理解できると私は思っています。ですから、今回の訪日はとても楽しみにしていました。
大阪の街を歩いて感じたのは、笑顔の人が本当に多いこと。とてもポジティブなエネルギーを感じましたし、開放的で親しみやすい雰囲気がある、とても素敵な街ですね。
大阪は日本でも重要な都市のひとつです。だからこそ、この場所でダイネーゼというブランドをより深く知っていただくことで、お客様との距離をもっと近づけ、関係をより強く結んでいけたらと願っています。

今回は特別に、日本をイメージしたAGVヘルメットを、大阪店のオープン記念のギフトとしてご用意しました。日本の文化に敬意を込めてデザインしたもので、特にこの桜の表現には、特殊な技術を使っています。
まだ詳しくはお話しできないのですが、これは革新的な技術を用いて仕上げたグラフィックで、今後の製品展開に向けて、現在実用化を検討しているところです。
ぜひ、楽しみにしていてください。
すべてのライダーに安全を届けること、それが私たちの使命です
ダイネーゼの大きな特徴のひとつは、一般のライダーの方々にも、プロとまったく同じ装備を提供しているという点です。
私たちはMotoGPをはじめとする世界最高峰の選手権で、トップライダーたちと共に製品開発を行っていますが、それは彼ら“だけ”のためではありません。
時速360kmのような極限の状況で、最も過酷な環境に挑むGPライダーたちにテストしてもらうことで、得られる技術や知見があります。私たちの最大の目的は、それを一般ライダーの皆さまにも還元することです。プロと同等の安全性、快適性、そしてアクティブなプロテクションを、多くのライダーに体感していただくことが、私たちの使命だと考えています。
一方で、日々のライディングを楽しむ一般ユーザーの皆さまからのフィードバックも、非常に価値あるものです。だからこそ、私たちはカスタム対応にも力を入れています。「カスタムワークス」では、カラーリングやサイズの調整など、お一人おひとりに合わせた仕様をオーダーメイドで提供しています。
AGVのヘルメットも同様です。長年、レースの世界で「最も高性能なヘルメット」として高く評価されてきたAGVは、12年以上にわたりそのトップクオリティを維持しています。中でも「Pista GP RR」は、プロライダーが実際に使用している仕様そのまま。まさに“本物”を、すべてのライダーに届けたいという思いから生まれたモデルです。
私がこの仕事をしていて最も嬉しい瞬間のひとつは、お客様から届くメッセージを読むときです。「エアバッグを着けていたおかげで命が助かった」
こうした声を何度もいただいており、そのたびに、この仕事を誇りに思います。
近年のダイネーゼの革新的な技術と言えば、やはり「エアバッグ」でしょう。空気で人を守るという発想は、非常にスマートで、かつ高い保護性能を発揮します。必要な瞬間だけ作動し、従来の素材に比べて格段に優れた安全性を提供できるのです。新製品である「Smart Air」では、さらに軽量化を実現しながら、保護性能をより高めることに成功しました。
ダイネーゼとAGVは常に進化を続けるブランドです。新しい素材、より軽量な構造、そして最高のプロテクション性能。私たちは常に挑戦を続けています。
すべてのリスクを背負って走るライダーたちが、より安心して、より自由に、そしてより安全にバイクライフを楽しめるように。それが私たちの責任であり、役目です。
ダイネーゼは唯一、「最高のプロテクション」を提供できるブランドであると、私は信じています。これからも、ぜひご期待ください。
ダイネーゼ・アンバサダーによるトークショーにサイン会も!


ダニ・ペドロサ選手を中心に、ダイネーゼ・ジャパン・アンバサダーによる皆さんのトークショーも開催。宮城光さんと、平嶋夏海さんの司会進行により、原田哲也さん、桐島ローランドさんにもイベントを盛り上げていただきました。
そして、なんとダニとアンゲルCEOの通訳は上田昇(通称ノビー)さんが務めるという豪華な布陣。英語とイタリア語とスペイン語を操って、華麗に通訳を行ってくれました。
ダイネーゼジャパンのアンバサダーに聞きました
「ダイネーゼ大坂の印象はいかがですか?」
宮城光さん
商品がいっぱい並んでいて、とにかく店内が明るい!外から自然の光がたくさんはいるので、実際にライディングしているときと同じ状態で色などを見みることができて、とても選びやすくていいですね。
そして、レプソル時代のロッシなどの貴重なレザースーツも展示してあるので、ダイネーゼファンの人のみならず、グランプリファンの方も楽しめるお店だと思います。
上田昇さん
大阪店オープンおめでとうございます。今日は駅から歩いてきたのですが、町中にあって、すごいところにあるなぁって、びっくりしました。入ってみたら広くてきれいで、それでまたびっくり。2度びっくりしました。
ダイネーゼのストアはどこもきれいで、そういった意味ではスタンダードなのですが、ここはなによりもアクセスが良い。バイクだと持って帰れないものも、たくさん買って帰れますよ。
原田哲也さん
お店が大きくてびっくりしました。しかも品揃えがいいので、さっきグローブフィッティングしてみちゃいました(笑)。ダイネーゼはヨーロッパサイズなので、日本製と違って、サイズ感が微妙にわからないときがあるじゃないですか。僕は基本XSサイズなんですけど、普段使うのはSサイズなので、サイズとかも両方試してみられるのがいいですね。
僕が今一番気になっているのが「Smart Air」で、日本は蒸し暑いのでツーリングにも良さそうだなー、とかいろいろ見てしまう程でした。
桐島ローランドさん
オープンおめでとうございます。こんな町のど真ん中に、バイクウエアのショップがあるのは結構珍しいことなんじゃないかな、と思うと同時に、こんな町中にバイクウエアのショップを作ってくれたことを嬉しく思います。
ダイネーゼがこうやって、日本のバイクシーンを盛り上げてくれることにも感謝します!
平嶋夏海さん
ダニ・ペドロサさんにお話をうかがうにあたり、事前にいろいろと質問を考えて準備していたのですが、すごく緊張してしまいました。でも、裏でお話ししているときに、ご自身のスマホの写真を見せてくださりながら、「今こんなバイク遊びをしているんだ」とか「ここがプライベートコースで…」など、とても気さくに話してくださって、人柄の素晴らしさを感じました。
大阪店の広さには驚きました。通路も両手を広げてもぶつからないほどゆとりがあり、ゆったりと贅沢に商品を選べるのが魅力です。このストアは立地も良く、目的地として訪れるのはもちろん、大阪・難波に遊びに来たついでにダイネーゼ大阪に立ち寄るのもおすすめです。買い物の予定がなくても、店内を見るだけでも十分楽しめる価値のあるストアだと思います。

MEET THE SAMURAI
ダニ・ペドロサ選手ロング・インタビュー

MEET THE SAMURAI
ダニ・ペドロサ選手
ロング・インタビュー
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株式会社ユーロギア
記事作成 ユーロギア編集部
「モーターサイクル」「スキー」「自転車」等、アクティブスポーツを楽しむ方のためのセーフティギアを取り扱い。海外の複数スポーツブランドの総代理店として、全国に専門店を展開中。他、これらのスポーツを楽しむためのイベント開催も。
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