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プロテクターユーロギア公式ブログ

バイク乗車時には安全装備は必要?おすすめの安全装備も紹介

公開日:2025年7月31日
執筆者:ユーロギア編集部

皆さんはバイクに乗車する際、安全装備を身に着けていますか?

安全装備を身に着けることで、万が一事故に遭ってしまった場合でもケガや死につながるリスクを回避できる可能性が高まります。 実際に、バイク事故に遭った人がプロテクターを身に着けていたことで助かった事例も少なくありません。

しかし、バイクの安全装備といってもその種類は多岐にわたり、何を購入すればよいのか迷っている方もいるでしょう。

そこで本記事では、バイクに乗るときに着用すべき主な安全装備をご紹介します。 また、安全装備の選び方やおすすめのアイテムも紹介しているので、安全装備の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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参照:二輪車の交通死亡事故統計(2022年中)

バイクに乗るときは安全装備をつけるべき?

バイクに乗るときの安全装備としてヘルメットの装着が義務付けられていますが、そのほかの安全装備に関してはとくに義務化はされていません。

しかし、ヘルメット以外の安全装備も必要性が高いものばかりです。 安全装備がなぜ必要になってくるのか、その理由と実際の着用率などをご紹介していきましょう。

バイクによる致命傷部位の8割が頭部と腹胸部

警視庁が公開している「二輪車の交通死亡事故統計(2022年中)」を見ると、都内の交通事故による死者数132人のうち、二輪車乗車中の交通事故死者数は40人でした。 二輪車乗車中の交通事故死者は全体の約3割を占めており、自転車や四輪車よりも高い数値となっています。

そのうち、二輪車での交通事故で致命傷となった部位は、頭部が45.0%と最も高い割合を占めています。 ついで胸部が25.0%、腹部が10.0%と続いており、合計35%もの割合で胸腹部が致命傷になっているのです。

こうしたデータを参考にすると、頭部・胸腹部を守ることが安全性を高める重要なポイントといえるでしょう。 ただし、2022年内に起きた二輪車乗車中の死亡事故における27.5%が、頭からヘルメットが外れていたことがわかっています。ヘルメットを正しく装着していなかったことで、頭部に致命傷を負ってしまい死亡事故につながったと考えられます。

胸部プロテクターの着用率は約9.2%

頭部は装着が義務付けられているヘルメットで守れますが、胸腹部は別途プロテクターなどを装着しなければ守れません。しかし、プロテクターに関しては装着の義務化がされていません。

警視庁の調査によると、胸部プロテクターの着用率は約9.2%とかなり低い割合に留まっていることがわかります。 事故が起きた際の被害を少しでも軽減させるためには、頭部だけでなく致命傷になりやすい胸腹部を守ることも大切です。実際に警視庁でも、ヘルメットの顎紐はしっかりと締めることと胸部プロテクターの着用を啓発しています。

バイクの走行中は体がむき出しの状態であり、事故に遭った場合に体を守ってくれるエアバッグなどもバイクには備わっていません。 それでいてぶつかった衝撃で体が投げ飛ばされてしまったときの衝撃は非常に強く、かなりのダメージを受けてしまう可能性が高いです。 こうした理由から、ヘルメット以外の安全装備も身に着けておくことが大切なのです。

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バイクに乗るときに着用すべき安全装備

バイクに乗るときに着用すべき安全装備の種類は以下のとおりです。

  • ヘルメット
  • バイク用グローブ
  • バイク用プロテクター
  • バイク用エアバッグ
  • ライディングジャケット
  • バイク用パンツ
  • ライディングシューズ

いずれも体の部位を保護する役割を持っています。 ここでは、各安全装備について詳しく解説していきます。

①ヘルメット

道路交通法により着用が義務付けられているヘルメットにも種類があり、用途によって使い分けられています。

たとえば、頭部全体を覆うフルフェイスは、スポーツ走行を行う際や、ツーリングの際に着用されることが多いです。

顎や顔の部分はシールドで保護されているジェットはフルフェイスよりも解放感と快適性に優れているため、ツーリングのみならず、街乗りでも活用されています。

また、原付などで気軽に街乗りしたいときは半球状のハーフキャップを利用する人が多いです。

ヘルメットの中には安価な商品もありますが、その分保護性能の低さが問題になります。 頭部をしっかりと保護するためにも、国内の安全基準を満たしたヘルメットを選ぶのがおすすめです。

国内基準を満たしたヘルメットにはその証として以下のステッカーが貼られています。

  • PSC(消費生活用製品安全法)マーク
  • JIS(産業標準化法)マーク
  • SG(製品安全協会)マーク

安全なヘルメットを求めている方は、3つのステッカーが貼られているかチェックしてみてください。

②バイク用グローブ

バイク事故に遭った場合、スリップなどの転倒で路面に手をついてしまうことも多いです。 手をケガしてしまったことで後遺症が残ってしまうリスクもあります。 そのため、バイクに乗るときはグローブを装着した方がよいでしょう。

また、グローブを着けると滑りにくさから走行中の振動の影響を受けづらかったり、走行中の風や飛び石などから手を守ってくれたりするため、素手の状態よりも手指の疲労を軽減してくれる効果が期待できます。

安全性をさらに向上させたい場合は関節部にプロテクターが備わっているグローブを選びましょう。 雨の日の走行時にグリップが効きやすくなるよう防水機能がついたグローブや、夏場でも装着しやすいメッシュ素材のグローブなど、使用するシーンに合わせて用意しておくのもおすすめです。

③バイク用プロテクター

バイク事故の致命傷になる部位のうち、胸部が25%を占めていることは上記でもご紹介しました。 胸部の被害を少しでも軽減させるためには、バイク用プロテクターを装着することも大切です。

プロテクターはライディングジャケットに備わっている場合もあれば、インナーポケットにプロテクターを装着できるタイプもあります。 インナーポケットに装着タイプならば、プロテクターを1セット持っていれば、ジャケットごとにプロテクターを用意する必要もありません。

近年では、プロテクターが目立たないように、インナーに組み込まれたアイテムも登場しています。 インナーにプロテクターが組み込まれている場合、アウターとして着るジャケットの自由度が広がり、おしゃれも楽しめるでしょう。

なお、プロテクターは胸部だけでなく、ほかの部位を守るプロテクターも存在します。 ほかの部位を守るプロテクターに関しては、後ほど詳しく解説します。

④バイク用エアバッグ

自動車には、事故が起きた際に乗車する人を保護するエアバッグが搭載されています。 しかし、バイクの場合は自動車とは違い、事故に遭えば転倒または投げ出されてしまうことがほとんどです。

そのため、命を守るために高い安全性を誇るバイク用エアバッグの着用をおすすめします。

バイク用エアバッグを着用した状態で事故や転倒を感知すると、エアバッグが膨らむ仕組みです。 膨らむことで転倒した際の衝撃を緩和し、胸腹部を保護してくれます。 種類は以下の2つに分かれ、用途別に取り入れられています。

種類 用途
ハーネスタイプ
バイクから離れると自動的に膨らむ仕組みです。
ワイヤレスタイプ 内部のセンサーがモニタリングを行い、事故が発生すると瞬時に判断して自動的に膨らむ仕組みです。

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⑤ライディングジャケット

ライディングジャケットは、バイク走行時の着用を目的に作られたジャケットです。

一般的なジャケットとは違い、運転姿勢に合ったデザイン設計と裁断が行われているため、着用しながらバイクに乗ると動きやすさや疲れにくさを実感できます。

生地の素材は、ナイロンやポリエステルなど引き裂きに強い素材が使われています。ほかにも、革素材も引き裂きや摩擦に強いため、バイクに合わせてレザージャケットを選ぶのもおすすめです。

また、内側にプロテクターが備わっているものや、防風・防水性能を高めたもの、夜間も安心して走行できる反射材(リフレクター)付きのジャケットもあるため、安全装備の1つとして着用するとよいでしょう。

⑥バイク用パンツ

バイク用パンツは、乗車したときの姿勢や乗車中の動きに合わせて作られています。 一般的なパンツと比べて丈が長めに作られていたり、プロテクターを装着できるようになっていたりするのが特徴です。

また、生地自体も引き裂きや摩擦に強く、破けにくい作りになっていることが多いです。 そのため、ライディングジャケットと同様に着用した方がよい安全装備といえます。

近年は豊富なカラーバリエーションとサイズ展開から、お気に入りの1着が見つけやすいです。 素材もストレッチデニムだけでなく、通気性に優れていて蒸れにくいコットン素材を使ったバイク用パンツも登場しています。

⑦ライディングシューズ

ライディングシューズは、足元を保護するための機能が備わった靴です。 バイクで事故に遭ったときに車両の下敷きになりやすいことから、つま先からくるぶしまでしっかりと守れるよう、バイク専用のライディングシューズが作られています。

ライディングシューズの機能性は各商品によっても異なりますが、たとえばつま先やかかと、くるぶし部分にプロテクターが内蔵されていたり、シフトペダルが当たる箇所の強度を高くしたりするなどの工夫が施されています。

また、エンジンオイルで滑ってしまわないよう、耐油性のラバーソールを採用しているライディングシューズもあります。 防水性の高い素材が使われていると、突然雨が降ってしまった場合でも不快感なく使用できるでしょう。


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バイク用プロテクターの選び方

バイク事故での致命傷を避けるための安全装備をご紹介しましたが、とくに重要となってくるのがバイク用プロテクターです。

バイク用プロテクターもさまざまな種類があり、どのようなアイテムを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。 そこでここからは、バイク用プロテクターの選び方をご紹介します。

着用する部位によって種類を選ぶ

バイク用プロテクターは着用する部位に応じて種類が異なります。 主に胸部、背中、膝、肘の4種類です。 胸部は致命傷になりやすいことから、積極的に取り入れたい安全装備といえます。 左右に分かれたタイプや一体型などもあるため、自身の体型に合わせて選んでみるとよいでしょう。

背中を守るバックプロテクターは、脊髄損傷の被害を軽減させるために役立ちます。 脊髄が損傷してしまうと後遺症が残りやすく、生活にも支障をきたしてしまう可能性もあります。 そのため、胸部と背中の両方を守れるベスト型を選ぶと安心です。

膝や肘も損傷すると後遺症につながる恐れがあるため、プロテクターで守りましょう。 膝・肘のプロテクターは単体でも着用できるタイプがありますが、ライディングジャケットやバイク用パンツに内蔵されているものからも選べます。

プロテクターの素材で選ぶ

プロテクターに使われている素材は、大きくハードタイプとソフトタイプの2種類に分けられます。

プラスチックや硬化ウレタンなどを用いたハードタイプは衝撃にも強く、胸部や背中を保護したい場合におすすめです。 しかし、素材が硬いため、装着すると窮屈に感じてしまうこともあります。

ソフトタイプは、ウレタンなどの比較的柔らかい素材が使用されています。 柔軟性が備わっているため、膝や肘、肩などの関節部分へのプロテクターにおすすめです。 動きやすさに加えて着心地もいいことから、プロテクターの装着に慣れていない方も取り入れやすいでしょう。

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バイクに乗るときにおすすめの安全装備を紹介

ここまで、安全装備の種類や選び方についてご紹介しましたが、いざ選ぼうとしてもどの商品にするか迷ってしまう方も多いはずです。

そこで、バイクに乗るときにおすすめしたい安全装備を6つご紹介します。 アイテム選びに迷ったら、こちらの安全装備を選んでみてください。

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まとめ:安全装備を着用し、楽しくバイクに乗ろう!

今回は、バイクの安全装備についてご紹介しました。

バイクで走行する際、事故によるケガなどを防ぐためには、安全な運転走行も重要となりますが、自身ではどうしようもない事故に巻き込まれてしまい、ケガをしてしまうケースもあります。

万が一の事態が発生した場合でも、安全装備を着用していたケースとそうでないケースでは体にかかる負担も違います。 今回ご紹介した装備を身に着けて、安全なバイクライフを楽しみましょう。

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ユーロギア編集部

「モーターサイクル」「スキー」「自転車」等、アクティブスポーツを楽しむ方のためのセーフティギアを取り扱い。海外の複数スポーツブランドの総代理店として、全国に専門店を展開中。他、これらのスポーツを楽しむためのイベント開催も。

2025年7月31日公開
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