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ユーロギア公式ブログ

なぜ Virginia Tech のヘルメット評価と各種安全認証が、自転車用ヘルメット選びで重要なのか

公開日:2026年1月7日
執筆者:ユーロギア編集部

ヘルメット選びは、ちょうどスーパーでアボカドを選ぶのに似ています。見た目はどれも良さそう。でも、本当に「守る準備」ができているかどうかは、外からでは分かりません。

CPSC、EN 1078、NTA 8776といった安全認証は、いわば“最低限の基準”。一方で、Virginia Tech(バージニア工科大学)の「STAR評価」は、そこからさらに一歩踏み込み、「本当に安全性が高いヘルメットはどれか」を明らかにしてくれます。

特に電動自転車では、NTA 8776規格はもはや必須条件。UNIT 1のAURAはこの規格を満たすだけでなく、Virginia Techの評価で5つ星を獲得。現在テストされたスマートヘルメットの中でも、トップクラスの評価を受けています。

ヘルメット選びは「アボカド選び」と同じ?

正直なところ、ヘルメット選びは悩ましいものです。店頭に並ぶヘルメットはどれもスタイリッシュで、一見すると安全そうに見えます。

CPSC、EN 1078、NTA 8776といった認証マークを見て、「じゃあ全部安全ってことだよね?」と思うかもしれません。
答えは……半分正解、半分不正解

なぜなら、これらの認証は「合格/不合格」の世界。ギリギリ基準を満たしたヘルメットも、余裕をもってクリアしたヘルメットも、同じ“合格”として扱われてしまうからです。

そこで登場するのが、Virginia Techのヘルメット評価。数あるヘルメットの中から、「本当に頭部保護性能が高いモデル」を見極めるための、非常に頼れる指標です。

自転車用ヘルメットの安全認証を整理する

CPSC・EN 1078・NTA 8776の違い

まずは代表的な3つの認証を、簡単に整理してみましょう。

■ CPSC(米国消費者製品安全委員会)

アメリカで販売されるヘルメットの基本基準です。
遊園地でいう「この身長以上なら乗れます」という表示のようなもので、最低限クリアすべきラインだと考えると分かりやすいでしょう。

■ EN 1078(欧州規格)

ヨーロッパの自転車用ヘルメット基準。衝撃テストやストラップの強度などは確認されますが、高速域での衝突に関しては厳しさがやや控えめです。

■ NTA 8776(電動自転車向け規格)

オランダで開発された、電動自転車・スピードペデレック向けの新しい安全規格です。
時速25〜28マイル(約40〜45km/h、テスト速度6.3m/s)で走行する電動自転車に、従来のヘルメットでは不十分だと判断され、より厳しい条件が設定されました。

主な特徴は以下の通りです。

  • より高い速度での衝撃試験
  • 平面だけでなく、縁石のような角への衝突テスト
  • こめかみ・後頭部を含む、より広い保護範囲
  • 高温・低温・雨・紫外線といった環境ストレス試験

重要なのは、これらの認証はあくまで合否判定だということ。
「基準を満たしている」=「最高の安全性」ではありません。

Virginia Tech ヘルメット評価とは?仕組みと信頼性

認証が「ルールブック」だとしたら、Virginia Techは実際の試合を見ている審判のような存在です。
しかもこの評価は、任意参加・第三者機関・忖度なしという点が大きな特徴です。

STAR評価が重要な理由

  • 斜め方向の衝撃テスト
    実際の事故は真下に落ちるとは限りません。脳震盪につながりやすい斜め衝突を重視しています。

  • 直線衝撃+回転衝撃の測定
    頭部の「衝撃」だけでなく、「ねじれ」も計測。脳は容器の中のゼリーのような存在だからです。

  • 分かりやすい星評価
    5つ星=非常に高い保護性能
    2つ星=正直おすすめしにくいレベル

  • ブランドによる優遇なし
    市販品も提供品も同じ条件でテストされ、特別扱いは一切ありません。

つまりVirginia Techの評価を見ることで、ステッカー以上の本当の実力が分かるのです。

なぜ 電動自転車には NTA 8776 が不可欠なのか

ロードバイクと電動自転車は、まったく別物です。
時速40kmを超える速度域(注 : 日本では最高速度が24km/h以下に制限されています)では、衝突時のエネルギーも桁違いになります。

CPSCやEN 1078のヘルメットは、そもそもその速度を想定して設計されていません。
だからこそ、NTA 8776規格が重要なのです。

この規格を満たすヘルメットは、

  • 高速域での強い衝撃に耐える
  • 縁石や段差への衝突を想定
  • 重要な4つの衝撃ゾーンを確実に保護
  • 過酷な環境下でも性能を維持

といった条件をクリアしています。

ちなみにUNIT 1のAURAは、NTA 8776適合に加え、Virginia Techで5つ星評価を獲得。
総合17位、アーバンカテゴリー3位、そしてスマートヘルメットとしては最高評価という実績を誇ります。

後悔しないヘルメットの選び方

最後に、ヘルメット選びで押さえておきたいポイントをまとめます。

  1. 認証を確認する
    米国ならCPSC、欧州ならEN 1078。電動自転車なら迷わずNTA 8776。

  2. Virginia TechのSTAR評価を見る
    本気で脳を守りたいなら、4〜5つ星を目安に。

  3. 回転衝撃対策があるか
    MIPS、WaveCel、SPINなどは横方向の衝撃に有効です。

  4. 自分のライドスタイルに合っているか
    通勤なら視認性とカバー範囲重視。
    ロードなら通気性。
    夜間走行なら、AURAやNEONのようなスマートヘルメットが真価を発揮します。

安全認証と Virginia Tech 評価、どちらを見るべきか?

安全認証は「店頭に並ぶための条件」。
Virginia Techの評価は「その中でどれが本当に優れているか」を教えてくれます。

CPSC、EN 1078、NTA 8776を比較するとき、ぜひ覚えておいてください。

そして最高レベルの保護性能を求めるなら、Virginia Techで5つ星評価を獲得した「AURA」(300点近いヘルメットのうち総合17位)は有力な選択肢です。
NEON」も300点近いヘルメットのうち総合28位・アーバンカテゴリー5位と高評価を獲得しており、AURAとNEONは、Virginia Techがこれまでテストした中でトップ2のスマートヘルメットとなっています。

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ユーロギア編集部

「モーターサイクル」「スキー」「自転車」等、アクティブスポーツを楽しむ方のためのセーフティギアを取り扱い。海外の複数スポーツブランドの総代理店として、全国に専門店を展開中。他、これらのスポーツを楽しむためのイベント開催も。

2026年1月7日公開
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