さて、本日はダイネーゼのバイク用エアバッグ『D-air』が世界最高峰のエアバッグである理由をご紹介したいと思います。
よくお客様から、「どうやって衝撃を感知しているの?」「ワイヤーはどこにあるの?」と、聞かれることが多いですが、『D-air』は完全ワイヤレス式です。
バイク用エアバッグ製品を見る
D-airに搭載された7つのセンサーでライダー、バイクの動きをモニタリングしています。したがって、バイクに接続するワイヤーなどは、一切不要。
- 3つの加速度センサー:X軸・Y軸・Z軸
- 3つのジャイロセンサー(角速度センサー):ヨー軸、ピッチ軸、ロール軸
- 1つのGPS
これらのセンサーがライダーの動きを1秒間に1,000回もモニタリングしているのです。
ちなみに、一般的に目のまばたき1回が"0.3秒"と言われているので、圧倒的な速さであることはお分り頂けると思います。まさに瞬きよりも早くです!
そして、D-airはGPSを搭載しています。こちらもお客様より、「GPSはなんのためにあるの?」と、ご質問をよく頂きますが、D-airの場合、GPSで"実際の速度(スピード)"を計測しています。
加速度センサーとジャイロセンサーだけでは、ライダーが時速何km/hで走っているか、という実際の速度の測定が出来ません。
そこにGPSも搭載することで、ライダーの実際の速度計測することが可能となり、より精度の高いデータ収集が可能となります。
「それなら、GPSの届かないトンネルでは機能しないのでは?」と、ご意見もあるかと思いますが、心配ありません。当然トンネル内では受信が出来ない状態となりますが、多くの方がお持ちのスマートフォンやカーナビも基本的には同じくGPSでナビゲーションを行っています。もちろんトンネル内で機能しなかった場合はほとんどいないはず。
その理由は、GPSが受信できなくなる瞬間の速度を継承しているからです。さらには、以前のカーナビはトンネルを出た時に現在地がズレることがありましたが、今ではほとんどズレることがないほど、現在のGPSは高い精度になっています。
GPSを含めた7つのセンサーで数多くの情報をより正確に収集し、常にライダーの動きを監視することがD-airでは可能としています。
如何でしょうか?
少しでもD-airの素晴らしさがお伝えできていれば幸いです。さて、次回は更なるD-airの賢さをご紹介したいと思います。
バイク用エアバッグ製品を見る
D-air®取り扱い店舗を調べる
※記事内の価格、情報は全て作成時点のものです。最新の情報は各ブランドページをご確認ください。
株式会社ユーロギア
記事作成 ユーロギア編集部
「モーターサイクル」「スキー」「自転車」等、アクティブスポーツを楽しむ方のためのセーフティギアを取り扱い。海外の複数スポーツブランドの総代理店として、全国に専門店を展開中。他、これらのスポーツを楽しむためのイベント開催も。
【特集】バイク用ワイヤレス式エアバッグ「D-air®」の歴史
1995年。ダイネーゼ創業者であるリノ・ダイネーゼは、スキューバダイビング中にこのアイディアを思いつきました。バイク用のエアバッグは、サーキットにおける安全性をさらにもう1段階引き上げることができるだろうと。ここでは、「D-air®」の歴史について、詳しく解説します。
【特集】「D-air®」搭載 バイク用エアバッグ製品の着方について
ここでは、実際にダイネーゼの D-air®製品をご購入頂いたあと、どのように製品を着用するのかについて解説します。
【特集】バイク用ベスト型エアバッグ 6つの特徴。多くのライダーに選ばれる要素を解説。
最新のベスト型のバイク用エアバッグ「スマートジャケット」は、多くのライダーにとって最良の選択となりえます。他にはないユニークな特徴を、ひとつずつ解説していきます。
【特集】自分にあったエアバッグモデルの選び方について
エアバッグ搭載のウェアでお悩みですか?どのような基準で選んだらいいのでしょうか。ここではダイネーゼが開発するワイヤレス式エアバッグシステム「D-air®」を搭載した各コレクションについて、ニーズ別の選び方をおすすめします。
【特集】バイク用ワイヤレスエアバッグ「D-air®」は、どのようにして事故を判断し、起動するのか。
D-air®には大きく分けて「Racing」と「Road」の2つのシステムがあります。 これはそれぞれ、何が違うのか?どのように機能しているのか?ここでは、D-air®の仕組みについてひとつずつ丁寧に解説します。
【特集】バイク用エアバッグスーツ。レーシングに特化した魅力を解説。
MotoGPでは2018年から、全日本ロードレースでも2020年から、エアバッグの装着が義務化され、エアバッグスーツの存在感はさらに増してきています。ここでは、従来のハードプロテクターに比べてどのくらい安全なのか、どのようなときに起動するのか、コレクション一覧の紹介などについて、全体的に解説をします。
【特集】ジャケット型バイク用エアバッグの特徴について。一体型の魅力を知る
ダイネーゼでは大学や病院、専門的な機関と共に、致命傷となりうるケースや部位について調査を行いました。 その結果、最も守るべき場所は胸であることが判明しています。死に至るアクシデントの理由の多くは、胸への衝撃であることを知っているライダーは決して多くはありません。第3世代のD-air® Roadは、その点を重視してリデザインされました。
【特集】バイク用エアバッグ「D-air®」 その仕組み、選び方、プロテクション性能を徹底解説
D-air®には、レーシング専用/ストリート専用の2つに分かれますが、特にストリート用D-air®は、胸部に対する衝撃を緩和することを重視してつくられたプロテクターです。ここでは、ダイネーゼが開発するワイヤレス式エアバッグシステム「D-air®」について、さまざまな面から解説します。