「そんなに遠出するわけでもないし、普段着のままバイクで出かけたいけど、転んだときが心配…。」
最近、原付2種(125cc)の人気が高まっているせいか、もっと気軽にバイクに乗りたいと思いながらも安全意識が高い人が多く、そんな声をよく聞くようになりました。
各バイクウエアメーカーからは、そんなニーズに応えたバイクウエアに見えないような、カジュアルなライディングウエアが多く登場しています。
安全面を考えたら、バイクに乗るときには、そんなライディングウエアを選ぶのがセオリーなのですが…。
もっといろいろなスタイルでバイクを楽しみたい場合には、外付けのプロテクターを活用するという手もあります。
今回はそんな便利なプロテクターをご紹介します。
普段着に使用できるプロテクターは、ゴツくもないし、ダサくもない!?
外付けのプロテクターをダサいと思っていませんか。
確かに見た目がゴツくて、イカツイ人になってしまいがちですが、選び方によってはそんなイメージは払拭できます。
安全のためだけにプロテクターを付けているなんて勿体ない。
プロテクター自体をおしゃれに取り込んでみてはいかがでしょうか。
そもそも、プロテクターの装着経験は、教習所が最初という人が多いのではないでしょうか。
しかしながら、そんな公共の場で貸し出されているものは、いろいろな人が使うのでサイズが合わなかったり、ゴムが伸び切っていたりして「転んだときには、身体を守ってくれるから、まぁ付いていればいいか…」という程度のもの。
そのため見た目もゴツくなってしまっていたんですね。
でも、実際に公道で使用するプロテクターとなれば話は別です。
かっこよく見せるには、まず身体にフィットしていることが重要で、次に身体の動きを妨げないものを選ぶ必要があります。
これさえクリアできれば、外付けのプロテクターを、きっとかっこよく付けこなすことができるはずです。
普段着にプロテクターを装着するメリット・デメリット
普段着にプロテクターを付ける一番のメリットとしては、そのままで乗るよりも安全で、いろいろな着こなしに取り入れられるということです。
いつも同じスタイルでバイクに乗るのはイヤ、という人にはピッタリでしょう。
デメリットとしては、見た目が多少ゴツくなる。
それぞれに取り付けなければならないので、装着が面倒に感じる。
プロテクターをしている部分しか守られない。
さらには、普段着に使用されている素材は、引き裂き強度などが考えられていないため、プロテクターが装着されていない部分はズタボロになってしまうかもしれない、という点です。
バイクプロテクターのバリエーションは、豊富
バイクプロテクターは、ライダーが事故にあってしまった時や転倒した際に“身体に重大なダメージを及ぼす危険性”がある部位別に用意されています。
代表的なのが首、肩、肘、胸部、背中、お尻、膝であり、必要な部位別に単体で装着することが可能です。
ライディングウエアに内蔵されているプロテクターもほぼ、この位置に装着されています。
また、バイクに普段着でも乗りたいというニーズに応え、普段着の中に着込める、すべてのプロテクターを備えた「インナープロテクター」も各メーカーから登場しています。
それぞれの部位に装着する手間が省ける、とても便利なアイテムです。
そして、素材もハードとソフトがあり、特徴もさまざまです。
ハードタイプは鋭利な衝突に強く、ソフトタイプは付けやすさが魅力です。
それぞれ、自分のスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
事故・転倒から身を守るために、プロテクターは必須!
バイク事故の死亡原因となっている、損傷部位のトップ3は、1位が頭部で62.9%、2位が胸部で17.1%、3位は腹部で5.7%(2021年度・警視庁調べ)となっています。
この数字を見ると、ヘルメットだけではなく、胸部プロテクターの装着が重要だと言うことが解りますよね。
「シティライドくらいなら大丈夫」という思い込みは大間違い。
いくら自分が気をつけていても、もらい事故という可能性もありますし、身体をむき出しにして走るバイクは、莫大なダメージを受けてしまう可能性があります。
プロテクターは身体に受けた衝撃を吸収、または逃す、熱などに変換することにより緩和して、重大な怪我や死亡につながるダメージから身体を守ってくれるもの。
普段着でもプロテクターの装着を心がけることが大切です。
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安全でおすすめできるバイクプロテクターを紹介
外付けのプロテクターには、単体で装着できるもの、一体型になっているものと、いろいろな種類がありますが、一番のおすすめは、胸部プロテクターが装備されている、インナープロテクタータイプです。
ジャケットやパーカーの下に着込むだけなので装着も簡単。
特に、事故の際、死亡の原因につながる可能性が高い胸部は、絶対に守りたい部位でもあります。
単体の胸部プロテクターだと、別売りのハーネスなどが必要になり、取り付けるのが面倒になってしまうこともあるので、最初からジャケットについていればそんな手間も解消されるはずです。
また、肩、肘、背中と、すべてのプロテクターが装備されているものが多いので、安心感も高まります。
そして、身体に麻痺を引き起こす可能性がある、脊髄の損傷を防ぐことも大切です。
これにはバックプロテクターを活用することをお勧めします。
その他、肘や膝のプロテクターは不意の怪我から身を守る役割をはたすので、それぞれの特徴を吟味して、自分に最善のアイテムを見つけてください。
忘れてはならないのは、安全規格を確認することです。
ヨーロッパで保証されているCE規格を取得しているアイテムであれば間違いがないと言えます。
ダイネーゼのショップスタッフからのおすすめポイントと共に、気軽に装着できるプロテクターをご紹介します。
是非参考にしてくださいね。
ポイントを教えてくれたのはこの人★
ダイネーゼ台場店 ストアマネージャー 丹 俊彦
DAINESE KNEE V E1 | 膝用
膝と脛骨用のKNEEプロテクターは、膝からくるぶし付近までを全体的にカバー。
3点固定のベロクロ式サポートストラップによりサイズ調整が可能で、ワンサイズながらもほぼすべての人にフィットします。
付けていないかのような滑らかな動きを実現しています。
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このKNEEプロテクターは、普段着の上から着用していただけます。
身体との接地面がメッシュ生地になっていることに加え、プロテクターにも穴が開いているので、蒸れが軽減でき、装着していても快適です。
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安全規格 | 欧州安全基準CE EN1621-1 Level 1 |
サイズ | フリー |
対応部位 | 膝 |
形状 | 単体 |
タイプ | ハード |
DAINESE ELBOW V E1 | 肘用
肘と前腕用のプロテクターで、肘関節と手首までをカバーします。プロテクター部分はパンチングメッシュ製となり、2層のジャージーが生む空間によって内部の温度をコントロール。
蒸れにくい構造となっています。
さらに、重さはわずか400gと、その軽さが魅力。
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3つに分かれたパーツが関節にあった可動域を実現していますので、付けていないかのような動きやすさを感じていただけます。
また、サイズ調整が可能な3点固定式のベロクロの長さは長めとなっていますので、ほぼすべての方にサイズを気にせず安心して装着していただけます。
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安全規格 | 欧州安全基準CE EN1621-1 Level 1 |
サイズ | フリー |
対応部位 | 肘 |
形状 | 単体 |
タイプ | ハード |
DAINESE PRO-SPEED BACK - SHORT | 背中用
脊髄を守る、フィット感が抜群のダイネーゼの最新型バックプロテクター。
身体に巻き付けて使うタイプなので、転倒時でも身体から離れにくく高い安全性を確保します。
フルメッシュ構造で通気性がよく、蒸れも少ないので、どんな季節でも快適に使用することができます。
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このバックプロテクターは、柔らかくなめらかに曲がるので、動きにくさが感じられません。
ジャケット挿入タイプにくらべ、着用の手間がかかりますが、その分身体に密着しているので「常に身に着けていられる」安心感があるとの声をよく頂いています。
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安全規格 | 欧州安全基準CE規格EN1621.2 Level 2 |
サイズ | XS/M、L/2X |
対応部位 | 背中 |
形状 | 単体 |
タイプ | ハード |
DAINESE PRO-ARMOR 2 SAFETY JACKET | 上半身
コンパクトで軽量なセーフティジャケットは、胸・肩・肘・背中にプロテクターを装備し、単体でも、普段着の下にインナーとして着用できる便利なアイテムです。
胸部プロテクターは、安全基準をパスしつつも、ソフトで通気性が高いPro-Armorプロテクターを採用しているので、動きやすいのも特徴です。
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パーカーの下などにも気軽に着込めるので、普段着と合わせて便利に使いいただけるアイテムです。安全意識の高い方によくお求め頂いています。
胸部プロテクターはEC規格をパスしながらも薄くてかさばらないため、違和感がなく装着していただけると好評をいただいています。
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安全規格 | 肩(欧州安全基準CE - EN1621.1)、肘(欧州安全基準CE - EN1621.1)、背中(欧州安全基準CE - EN1621.1) |
サイズ | XS~XL |
対応部位 | 上半身全体(胸・肩・肘・背中) |
形状 | ジャケット内蔵 |
タイプ | ソフト |
DAINESE HARD SHORT E1 | 臀部用
足の付根や大腿部、尾底骨などを保護する下半身用のインナープロテクターです。
ハードタイプのプロテクションを備えたメッシュ素ショートパンツタイプで、収縮性のある素材が身体にピッタリフィット。
装着していると安心度が高いアイテムです。
Staff recommend
専用のライディングパンツでも通常は守れない部分を、ハードシェルが守ってくれます。
レザーパンツやデニムの下に装着される方が多く、太もも部分に大きなプロテクターが若干干渉するので、車高が高めのバイクにお乗りのさいは、またがり難さを感じる場合がございます。
また、オフロードで遊ぶかたにもおすすめです。
Table header 0 | Table header 1 |
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安全規 | 欧州安全基準CE規格 EN1621-1 Level 1 |
サイズ | XS~XL |
対応部位 | 臀部 |
形状 | 一体型 |
タイプ | ハード |
ダイネーゼであなたに合ったバイクプロテクターを見つけよう。
プロテクターを普段着に装着するコツは、フィット感と動きやすさです。
付けてみた時は、パッと見ゴツく見えるかもしれませんが、可動性をしっかり確保していて、人の身体と関節の動きを妨げないので、自然に着用して動くことが可能です。
自然に着用できるということは、他人から見られてもそこまで違和感を感じさせないということです。
普段着でバイクに乗りたいと言う場合でも、できるだけプロテクターを装着するように心がけ、安全なバイクライフをお楽しみください。
ダイネーゼでは、ライディングウエアにおける専門的なトレーニングを受けたスタッフが、皆様のさまざまなお悩みにお答えします。
お気軽にお問い合わせください。
※記事内の価格、情報は全て作成時点のものです。最新の情報は各ブランドページをご確認ください。
株式会社ユーロギア
記事作成 ユーロギア編集部
「モーターサイクル」「スキー」「自転車」等、アクティブスポーツを楽しむ方のためのセーフティギアを取り扱い。海外の複数スポーツブランドの総代理店として、全国に専門店を展開中。他、これらのスポーツを楽しむためのイベント開催も。
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